小手先だけのテクニックで行う効率性、生産性を上げること

最近は小手先だけのテクニックを使った、時間管理術や効率よく生産性をあげる方法などが流行しているが、それらは、問題が発生した時に、根本的な部分ではなく表面的な部分しか対処できない、一時的な応急処置のようなものであり、根本的な部分を変えていかないと、何度も同じ問題が発生してしまう。ここで述べている根本的な部分とは物事を緊急度、重要度のグラフにした場合、緊急度が高い+重要度が高い問題ばかりに注目していないかということである。時間に追われて、常に忙しいような人はこのような問題ばかりを処理している場合が多い。緊急度+重要度の問題は自分が効率よく生産性をあげる事が出来るようにならない事が多く、人間的に成長したり、応急処置的な解決方法しか出来るようにはならない。常に忙しくなければ落ち着かず、忙しいことに快感を覚える人というのは成長する意欲はあるが、それほど成長出来ていないのではないか。

緊急度が低く+重要度が高い事を行うべきであるということをここでは述べたい。このことは自分から動いて行かないと行う必要がなくしなくてもよいことである。例えば、本を読んだり、人間関係を豊かにしたり、色々な事を学んだり、他人に貢献することを行ったりすることなどがある。この緊急度が低く+重要度が高いことというものを行う事によって自分が成長し、緊急度が高く+重要度が高い事が起こった場合に根本的に自分自身が変わっているために、以前よりも効率よく生産的に行え、さらにこの問題が起こらないように予防するということにもなる。このように物事を効率よく行い、解決していくということはよく考えてみれば、効率が悪いということがわかると思う。このような事は自然界の原則に当てはめてみればわかりやすい。農業の法則というものがあるが種をまき、収穫するまでに効率よくしようとしても難しい。同じように、大学の勉強で一夜漬けいう事をよくすると思うがこのような事は大学では通用するかもしれないが、社会人になり何も覚えていなく、社会では通用しないということがわかる。このように効率性ばかりを求めるのは愚かなことであり、地道に緊急度が低く+重要度が高いことを常に行っていくことでしか本当の効率性であったり、人間的に成長したりすることは出来ないのではないかと思う。