人生に正解の答えはあるのだろうか?おそらくないと思う。生物学的に人間はなぜ生きているのかを考えると、それは遺伝子を後世に伝えるための道具でしかないというホーキンス氏の見解がある。そう考えると、生きることははかないものだなと感じる。じゃあ神様が運命的にあなたという人物を創造し、この世に生まれされたのかというとそれも胡散臭い。結局、人間は生まれてから、死に向かって進んでいるわけで、途中で何かを出来るようになり、成長し、また何かを出来るようになり成長するが、結局は死んでしまう。一番の人生の成功は大金持ちになり、名声を得て、この世で誰もが知っている人間になりとか考えていくときりがないが、結局、この人たちも年をとり、死んでいく。逆に、貧乏であるが、家族に囲まれ、暖かい雰囲気の家庭で生きていき、死んでいく。どちらの人生も、結局は死んでいく。人間が生きていくことのできる期間は80年ぐらいであり、そのなかで何をやっていくか。最初の20年くらいは、親に決められることが多いと思う。最後の10年も体が動かなくなり、精神的にも積極性がなくなっていき自由な生活は望めない。と考えると50年しかないか、もあるかは人それぞれだが、その間で何をやっていくかということである。

今の日本は大体の人間が20代前半まで、親の言うことを聞いて、大学、短大、専門学校に進んでいく。自分ではほとんど何も考えずに。とりあえず大人になっても生きていくことに困らないように、自分一人で生きていけるようにと願い、義務教育期間が終わってからも、学業を続けさせて学歴を高くしようと考えている。このことはありがたいのか、ありがたくないのかよくわからない。しかし、一般的な能力に秀でていない人間にはありがたいのかなと思う。

人生を生きるコツは短期間、長期間の目標を決めてそれに一生懸命ではなくても、その方向に進み、自らが成長を実感することではないかと思う。そうすることで自信が付いてくる。この人生を楽しく生きるためには必要不可欠だと感じる。